浄化槽設置について
環境と財源に優しい整備
住民の生活排水処理は、その地域まちの生活環境の高度化を表す最も顕著な政策の一つです。
公共下水道が全地域に完備できれば理想ですが、行政にとってその事業推進のために多大な事業費がかかります。そこであらためて見直されているのが、環境省が2002年より奨励している「公共設置型浄化槽設備事業」です。
同事業は、今まで個人負担で浄化槽を設置、維持管理していたものを行政が事業主体となり戸別に浄化槽を設置し、その維持管理も行うというものです。県内ではいち早く旧黒羽町(現大田原市)が同事業に取り組みました。
現在では、きれいな水に生育するヤマメなどの魚が見られるようになるなど早くも成果が表れているといいます。
公共下水道が全地域に完備できれば理想ですが、行政にとってその事業推進のために多大な事業費がかかります。そこであらためて見直されているのが、環境省が2002年より奨励している「公共設置型浄化槽設備事業」です。
同事業は、今まで個人負担で浄化槽を設置、維持管理していたものを行政が事業主体となり戸別に浄化槽を設置し、その維持管理も行うというものです。県内ではいち早く旧黒羽町(現大田原市)が同事業に取り組みました。
現在では、きれいな水に生育するヤマメなどの魚が見られるようになるなど早くも成果が表れているといいます。
個人負担が大きく軽減
大田原市は、那珂川・久慈川の上流に位置することから水質や水環境に力を入れています。
平成21年度から同市内の公共下水道計画区域外のすべての区域で事業が開始されました。
これにより、今まで所有者が負担していた浄化槽の設置や維持管理費などが、浄化槽の設置費用の一部分担金と浄化槽使用料、ブロアー(送風機)の電気料や多少の水道料のみとなり、軽減されることになりました。
現在、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ切り替える場合、単独処理浄化槽の撤去費の一部を市が補助しているので、浄化槽の維持費などを考えると合併処理浄化槽への早めの切り替えが賢明といえます。
平成21年度から同市内の公共下水道計画区域外のすべての区域で事業が開始されました。
これにより、今まで所有者が負担していた浄化槽の設置や維持管理費などが、浄化槽の設置費用の一部分担金と浄化槽使用料、ブロアー(送風機)の電気料や多少の水道料のみとなり、軽減されることになりました。
現在、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽へ切り替える場合、単独処理浄化槽の撤去費の一部を市が補助しているので、浄化槽の維持費などを考えると合併処理浄化槽への早めの切り替えが賢明といえます。
浄化槽工事区分
浄化槽の正しい使い方
微生物の働きを利用して汚水を処理しているので、
適正な水の使い方を守りましょう。
台所
・使った油、調理くず、食べ残しなどは排水口などへ流さず、ゴミと一緒に出す
≪廃油は台所のパイプが詰まる原因になり、浄化槽の微生物には手におえない代物≫
・鍋や皿のひどい汚れは紙でふき取ってから洗う
・三角コーナーには目の細かいネットをかぶせる
適正な水の使い方を守りましょう。
台所
・使った油、調理くず、食べ残しなどは排水口などへ流さず、ゴミと一緒に出す
≪廃油は台所のパイプが詰まる原因になり、浄化槽の微生物には手におえない代物≫
・鍋や皿のひどい汚れは紙でふき取ってから洗う
・三角コーナーには目の細かいネットをかぶせる
洗濯
・無リン洗剤を使う
・洗剤は必ず適量を守って使う
≪多量に使用した場合、異常な発砲が起きたり、酸素が溶けにくくなるため微生物の
働きに影響≫
・漂白剤は適量使う
≪多少の漂白剤は問題ないが、塩素系の漂白剤を大量に使用すると浄化槽内の
微生物が死滅したり、働きが悪くなる≫
トイレ
・紙オムツ、衛生用品、新聞紙、ペットの糞、タバコの吸殻を流すのは止める
≪水に溶けず詰まりの原因になり、悪臭の発生原因になる。タバコの吸殻は微生物
にとって悪影響を及ぼす。≫
・トイレットペーパーを使う
・トイレットペーパーや掃除シート、赤ちゃんのおしり拭きシートなどを使いすぎていないか
≪短期間で汚泥がたまり、浄化槽の清掃の時期を早める結果になる≫
・清掃する時は中性または普通のトイレ洗剤を使う
・不要になった殺虫剤、残った農薬を捨てていないか
≪塩酸などの強酸やクレゾールの消毒液、防腐剤、庭の花木の殺虫剤などは流さない
でください。浄化槽は生きている微生物の働きを利用して汚水を浄化しています。≫
・不要になった灯油を捨てていないか
≪浄化槽が機能しなくなり、臨時の清掃が必要になることがあります。石油類も同様≫
浴槽
・カビ取り洗剤は適正量を使い、多めの水で洗い流す
・入浴剤は適量を守り使う
≪イオウ温泉系の湯の華や入浴剤は臭気の発生原因になる場合があるので、避けた
ほうが無難≫
・残り湯は活用しているか
≪風呂の残り湯は洗濯に使うなどして有効に活用する方が、浄化槽への負担を少なく
することができる≫
浄化槽
・殺虫剤を浄化槽内に散布しない
・ブロワーの電源を絶対切らない
≪短時間の停電であれば、特別な措置は必要ありません≫
・マンホールやブロアーの上には、点検や清掃作業の支障となるものを置かない
その他
・来客が短期間に集中するなどして、トイレ、風呂の水を大量に流すとき
・別荘などで、数か月使用しない場合
≪保守点検業者、清掃業者に連絡しましょう≫
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TEL.
0287-23-1827